40歳から65歳ぐらいまでの方は、乳癌検診は1年に一度受けることをお勧めします。
生理の前は乳房がはっているため、乳房の診察時に痛みを伴うので生理が終わってから1週間以降がよいでしょう。閉経後の方や、乳房が生理前に腫れない方はいつでもよいでしょう。
20代から一生乳癌になる可能性がありますが、50歳前後が最も多いので、40歳から65歳ぐらいまでは検診を受けることをお勧めします。
乳房超音波検査で可能です。
大きな影響はありませんが、生理の前に乳房の痛みのある方は避けた方がいいと思います。
もちろんあります。ただ30代で定期的な検診が必要とは言い切れません。
・乳房にしこりをふれる、くぼみがある
・乳頭から黄色から赤い分泌物がでる
などがあれば受診してください。症状のあるなしでなく、定期検診をお勧めします。
1回のマンモグラフィによる被爆量は、毎年放射線を浴び続ける場合でも、体の大部分の部位における安全域の100分の1以下の量なのでほとんど危険性はないと言えます。
マンモグラフィは先に書いたようにとても有用なのですが、万能ではありません。
両方の検査にそれぞれ得意な病変と不得意な病変があり、両方やることでお互いを補えあえるのでよいと思います。
検査着に着替えていただくので、なるべくワンピースは避けて下さい。
髪の毛が入らないように、長い方は後ろでまとめて下さい。また、ネックレスは外して下さい。
石灰化病変が白く点状にうつり、非常に早期の乳がんが見つかる場合があります。
乳腺の構造のゆがみや左右の濃度の違いなどから小さいがんを見つけることができます。
マンモグラフィやエコーなどは画像診断ですが、さらに診断を確かなものにするために、病変の細胞を取って調べる検査です。採血などに用いられる程度の針を病変に刺し、細胞を吸い取って、それを顕微鏡で調べます。
マンモグラフィー検査:2~3分
乳房超音波検査:5分
針生検による組織検査:5分
マンモグラフィー・乳房超音波は当日すぐ結果が出ます。
組織検査は約1週間ほどかかります。
乳房超音波検査ができます。